首の痛み
首の痛み
首は、約5キロもある頭を支え続けているため、体の中でも特に負担がかかりやすい場所です。「ただの肩こり」と思って放置していると、実は骨の変形や神経の圧迫が進行していることも少なくありません。当院では、患者様が抱える「今の症状」から原因を見極め、適切な治療を行います。

加齢によって首の骨(頚椎)の間にあるクッション「椎間板」がすり減り、骨同士がぶつかりやすくなっている状態です。骨の端に「骨棘(こつきょく)」というトゲのような突起ができ、それが周囲の筋肉や神経を刺激して痛みが出ます。
主な原因は加齢ですが、長時間のデスクワークやスマホ操作で「下を向く姿勢」が続くことも、骨の変形を早める大きな要因となります。首の骨が本来のカーブを失う「ストレートネック」から進行するケースも増えています。
まずはレントゲンで骨の形を確認します。骨の間隔が狭くなっていないか、トゲができていないか、首の骨のカーブが不自然ではないかをチェックします。
まずは痛み止めや湿布で炎症を抑えます。並行して、電気治療を行い、筋肉のこわばりをほぐします。理学療法士が、首に負担をかけない座り方や寝方の姿勢アドバイスも行います。

骨と骨の間にあるクッション(椎間板)の中身が外に飛び出し、腕へつながる神経を直接圧迫している状態です。首自体よりも、肩・腕・手といった離れた場所に強い症状が出るのが特徴です。
加齢による変化に加えて、激しいスポーツ、重い荷物を持つなどの急な動作、または無理な体勢を長時間続けることが原因で発症します。30代から50代の比較的若い世代にも多く見られます。
どの場所がしびれるかを詳しく確認するほか、MRI検査を行って「椎間板がどこまで飛び出し、どの神経をどの程度圧迫しているか」を正確に診断します。
痛みやしびれが強い時期は、首を固定するカラーを装着して安静を図ったり、神経の痛みに効く特殊な薬を使用したりします。症状によっては、神経の近くに注射をする「ブロック療法」を検討することもあります。

強い衝撃で首がムチのように大きくしなり、首周りの筋肉、靭帯、関節が引き伸ばされて傷ついた状態です。医学的には「首の捻挫」ですが、目に見えない軟部組織のダメージが広範囲に及ぶため、複雑な不調を招くことがあります。
車の追突事故が最も代表的ですが、ラグビーや柔道などの接触スポーツ、転倒して強く首を振られた際にも起こります。
レントゲンで骨折や脱臼がないかを確認します。また、首の痛みだけでなく、頭痛や吐き気などの「自律神経の症状」がないか、問診で経過を詳しく伺います。
受傷直後の炎症が強い時期は「安静」が第一です。炎症が治まってきたら、徐々に電気治療や温熱療法を開始し、固まった筋肉をリハビリでやさしくほぐしていきます。精神的な不安が症状を長引かせることもあるため、見通しを丁寧にご説明します。
首の不調は、放っておくと手のしびれや筋力低下につながり、日常生活に支障をきたす恐れがあります。「少し調子が悪いだけ」と我慢せず、まずは整形外科専門医にご相談ください。最新の知見に基づいたリハビリと治療で、皆様の健やかな毎日をサポートいたします。
TOP